タンパク質と抗体の特性評価

iCEシステムとシンプルウェスタン(Simple Western) システムの多様な技術を用いて抗体の特性評価が行えます。抗体の特異性測定、クローン選別、電荷不均一性の分析はプロテインシンプルの最も得意とするところです。

iCEシステム

治療用モノクローナル抗体は電荷不均一性の正確な評価を必要とします。 iCEシステムは、高解像度、迅速な分析、汎用性の高い手法という強みを生かして、電荷の変異体(バリアント)を簡単にそして素早く評価できます。iCEシステムは、キャピラリーカラムでフリー溶液等電点電気泳動(cIEF)を実行し、10分で焦点を定めたタンパク質ゾーンを検出します。 高解像度のcIEFによって電荷異性体を容易にそして正確に定量でき、これはモノクローナル抗体の分析に理想的方法といえます。

シンプルウェスタン

Simple Western シンプルウェスタンのチャージアッセイを用いて1個あるいは2個などのリン酸化アイソフォームを予測される等電点(pI)範囲で解析することができます。またサイズあるいはチャージアッセイを用いて生物学的な応答の定量化も可能です。しかも必要なサンプル量はわずか数ナノリッターです。