Milo

シングルセル ウェスタン

Milo™(マイロ)は、従来のウェスタンブロットでは見ることのできない細胞のサブポピュレーションを特定することができます。すなわち不均一試 料の中の特有の細胞型を研究することができるようになるのです。フローサイトメトリーで測定することができないタンパク質ターゲットはありませんか?マイロをお試しください!市販のウェスタンブロット用に検証された抗体を用いて、細胞内タンパク質、転写因子、リン酸化タンパク質、あるいはフロー用の抗体がないターゲットを測定することができます。すでにシングルセルRNAの研究をされていますか?マイロはシングルセルのRNA標的のタンパク質を直接検証できる ので、遺伝子発現の結果がより確実なものとなります。

Milo

Technology & Applications

測定原理

MiloマイロはscWest™チップを使用して約4時間でシングルセルウエスタンの結果が得られます!細胞懸濁液をロードすると、scWest チップは細胞を分配し、〜1000個の個別細胞を捕獲します。マイロは、その後、オンチップの各シングルセルライセート上で高速、1分間のSDS-PAGE 分離を行います。そしてチップ上で、細胞当たり最大4ターゲットを同時にプローブするために、従来のウェスタンの抗体をアプライできます。

図 1.  scWestチップとシングルセルウェスタンのアレイで、各シングルセルライセート中の2つのタンパク質標的をプローブしている。

サブポピュレーションと蛋白質アイソフォームの同定

Miloマイロは〜1000個の個別細胞におけるタンパク質発現を測定します。それは、サンプルのどの細胞が、それぞれのたんぱく質標的を発現して いるかを識別できることを意味しています。その情報を使用して、従来の集団(ポピュレーション)レベルのウェスタンブロットでは測定することができない細胞 のサブポピュレーションを同定することができます。さらに付け加えるなら、マイロはまた、フローサイトメトリーでは区別できないタンパク質アイソフォームを 分割できます。マイロは、他の手法では得ることができないあなたの細胞についての情報を提供します!

図 2.  一つの抗体は、HEK293細胞で発現した2つのタンパク質の変異体(エクソン1及びエクソン2)に結合します。マイロは3つの細胞サブポピュレーションを 明らかにします: 一つの大きな分子量の変異体を発現する細胞(エクソン1)、一つの小さな分子量の変異体(エクソン2)、または両方。これに対し、従来 のウェスタンブロット法は、混合集団における平均の発現を検出することができます。

タンパク質の発現多様性

今すぐ簡単にどの細胞サブタイプがあなたのバルクサンプルの挙動に寄与しているかを調べることができます。すべての細胞が標的を均等に発現しているのか、あるいはいくつかの高発現と低発現体が関わっているのか迷ってしまう場合にも、マイロが手助けします!

図 3.  Miloは、ヒト初代乳房上皮試料中のKRT8の低発現と高発現の細胞を明らかにする。

 

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